先日UPした「大分サブストア撤収について」の記事はアクセス数が多かったw
別に嬉しくも悲しくもないのだが、今の御時世、倒産とか廃業とかいう文字が並ぶと、順番待ちしてるかのようにみんな次はどうなる〜と興味津々なのだろう。
大分サブストはあくまでも「サブストア」で、実験的出店だったので良いデータと集計が取れたとある程度は満足をしている。
また、実際、お店自体を無くしたわけではなく、実際は本業のスタジオとして運営していて、商品のほとんどを湯布院に移しただけなので、お客様の要望が高まれば「お店」としてまた運営できるかなと考えている。
正直、「アウトドアショップ」というのは本来「山の店」であり、キャンプ用品店とは別物と考えているので、今後は本来目指したいと思っていた形にシフトしていきたいと思う。
うちの店も丁度スタートしたのがコロナ禍だったため、流行り物の店と思われていた節があるだろうが、実はこの店をスタートさせるのは20年越しの夢でもあったのだ。それがたまたまコロナ禍とキャンプブームにぶち当たってしまった。
事業をやっていると、当然世の中の動向に左右されるわけだが、当然経営者しか感じられない世界観というのがあるし、特に実店舗をやったことがある人にしかわからない世界がある。
しかし、根本的な信念や考えは変わらないので、ぼちぼち前に進んでいきたいと思っている。
この4年弱で、一気に10年分以上の経験をしたといっても過言ではないだろう。
まだまだこの店で実現したいことが沢山あるし、お客さんとやりたいことが沢山あるので、今後も本拠地である湯布院で地道に頑張っていきたいと思う。
コロナ禍で人の志向・行動が変わったとよく言われるけれど、人と人との接触を絶たれて、いかに世の中が人と人との接触で成り立っていたのかがよくわかったし、ここで「旨味」を覚えてしまった人たちは、今後は今までの関係に戻ることは出来ないのだろうし、どんどん孤独に突き進んで行くことにと思う。
「山」は人生そのものと言うけれど、険しい山ほど決して一人では登れないのだ。
「山」から学ぶことは本当に多い。
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